ニュースリリース
2023年11月09日 掲載
大学院医学獣医学総合研究科3年生・Maya Shofaさん、農学部獣医学科・齊藤暁准教授の研究チームは、ブタ由来細胞を遺伝子編集することで、ウイルス分離効率の低下につながる遺伝子をノックアウトした細胞を樹立することに世界で初めて成功しました。
本研究成果は、2023年11月8日にPublic Library of Science社が発行する国際学術誌『PLOS ONE』で公開されます。
本研究により、豚ウイルス感染症からの効率良い分離につながり、ウイルス感染症の制御や家畜の健康増進につながることが強く期待されます。また、今後、ブタ以外の動物種についても同様の検討を進めることで、国内有数の畜産県である宮崎県はもちろんのこと、国内外における家畜の健康増進や農業分野における画期的なイノベーションにつながる可能性を秘めています。
▽詳細はこちらから▽・プレスリリース 2023/11/9URL: https://www.miyazaki-u.ac.jp/public-relations/20231109_01_press.pdf
【原論文情報】雑誌名:「PLOS ONE」オンライン版論文タイトル:Generation of porcine PK-15 cells lacking the Ifnar1 or Stat2 gene to optimize the efficiency of viral isolation著者:Maya Shofa, Akatsuki Saito*(*Corresponding author)DOI: https://doi.org/10.1371/journal.pone.0289863URL: https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0289863
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