宮崎大学
ニュースリリース

日本とケニアを繋ぐ架け橋となる人材 ~ ケニア人元留学生が宮崎大学を訪問 ~

2024年03月11日 掲載

2024年3月8日(金)、ABEイニシアティブ(アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ:African Business Education Initiative for Youth)の第1期生として、2014年9月から2年間、宮崎大学大学院工学研究科修士課程で電気電子工学を学び、修士号を取得したChiristopher Maitai(クリストファー マイタイ)さんが、宮崎大学を訪問し、当時の指導教員をはじめとする宮崎大学関係者と意見交換を行いました。

ABEイニシアティブは、アフリカの産業人材育成と日本企業のアフリカビジネスをサポートする「水先案内人」の育成を目的として、アフリカの若者を日本に招き、日本の大学での修士号取得と日本企業などでのインターンシップの機会を提供する国際協力機構(JICA)が行っていたプログラムです。2013年の第5回アフリカ開発会議(TICADV)で日本政府から発表され、2014年に第一期生の受入れが開始。それ以降、アフリカ全54か国から、延べ約1,600人(2022年12月現在)が参加していて、マイタイさんはその第1期生となります。

20240308_abe.jpg△写真中央:マイタイさん

マイタイさんは、現在44歳(2024年3月時点)。宮崎大学に留学する以前は、ケニア国内のエネルギー分野のコンサルタントサービスを展開している企業の技術者として勤務していましたが、ケニア国内の電力関連会社のCEO(Chief Executive Officer)として、母国の発展にも尽力しています。今回は、宮崎県内の情報系の会社や電力会社などとプロジェクト実施にかかる打ち合わせを行う出張の一環として本学を訪問していただきましたが、まさにABEイニシアティブというプログラムが目指した「帰国後に両国を繋ぐ架け橋人材」として活躍してくれています。

今回の宮崎大学における意見交換では、ケニア国内の大学と宮崎大学の人材交流や研究交流を含めて、ビジネス分野に留まらず、今後の人材育成分野などでも有意義な協議をすることができました。

宮崎大学では、今後も積極的に外国人留学生を受け入れるとともに、これまで構築してきた海外ネットワークや人的ネットワークを地域社会に還元できるように、地域自治体、企業、国際機関やNPO法人などと連携しながら取り組んでまいります。


▼【TICAD9に向けて】アフリカ人留学生の更なる飛躍を後押し:ABEイニシアティブ研修員との交流会を実施しました【2024.3.11 JICAhttps://www.jica.go.jp/africahiroba/business/detail/03/news/20240311.html

JICA留学生のインターンシップ【2023.3 JICA
https://www.jica.go.jp/africahiroba/business/detail/03/__icsFiles/afieldfile/2023/07/04/internship.pdf

▼宮崎県 簡単に作れてサクサク動くeラーニングシステムで途上国の人材育成を支える(株式会社教育情報サービス)(外務省ウェブサイト)(PDF)【外務省ウェブサイトより】
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/files/100478806.pdf

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