～魚への愛溢れ「おいしい魚ってもっとたくさんある！」～ 星﨑さん・林田さんがグランプリを受賞

2024年10月17日 掲載

 

令和6年10月5日（土）、「第5回宮崎・学生ビジネスプランコンテスト」（主催：UMKテレビ宮崎、宮崎銀行、宮崎大学）を宮崎公立大学講堂（宮崎市）にて開催し、コンテスト関係者も含め約200名の方にご来場いただきました。

本コンテストは、平成29年度（2017年度）に初開催して以来、毎年継続して実施しています。令和2年度（2020年度）からは、宮崎県内の高等教育機関に在籍する学生にも門戸を広げる形で「宮崎・学生ビジネスプランコンテスト」と改称し、今回が宮崎大学学生ビジネスプランコンテストを含めると8回目の開催となります。

△　写真左から：土屋有准教授、オカファーエニス豪アナウンサー(UMK)、佐伯夏名さん、宇都楓花さん

決勝プレゼンテーションまでには、ビジネスプラン作成講座やプレゼンテーション力向上講座といった、学生の想像力やチャレンジ精神、自ら考え解決する能力などアントレプレナーシップ醸成のための教育プログラムを主に夏休み期間中に１０回以上実施し、宮崎大学をはじめ宮崎公立大学・宮崎産業経営大学・宮崎国際大学・南九州大学・宮崎学園短期大学・南九州短期大学からのべ２０6名の学生さんに参加いただきました。

その後、一連のプログラムに参加した学生のうち、４２名２８組がコンテストにエントリーし、書類審査を突破した８組が決勝プレゼンテーションに進むことになりました。決勝プレゼンテーションでは、スマートグラスを用いて介護を細分化・可視化し介護へ介入の障壁を減らそうというプランや、不要な素材を活用して作り手と買い手をAIでマッチングさせるアップサイクルをテーマとしたアプリを通した持続可能な社会への貢献をするプランを提案。最終的に、「新廻魚～日の目を見るシークレットフィッシュ～」を提案した宮崎大学工学部４年の星﨑圭亮さん、林田幸大さんのコンビが最高賞となるグランプリに選ばれました。

星﨑さん・林田さんは、未利用魚を活用するプランを提案。未利用魚とは、食べられるのに流通していないまたは安価で取引される魚です。まだ世の中に見つかっていない魚という意味で「シークレットフィッシュ（SF）」と名付け、今回の発表ではギンカガミという市場では1キロ5円で取引される魚の活用法なども発表。SFは漁獲量が安定しなくても、だからこその希少価値がつくのが魅力と語りました。審査員からは、現代の社会課題に即したプランであらゆる地域で必要とされるであろうことや表現力の高さが評価されていました。
今回の宮崎・学生ビジネスプランコンテスの開催にあたって、協賛・サポートをいただいた27社の企業様、審査員を務めていただいた７名の皆様、ご後援いただいた8つの団体様、本学とともに共催いただいたUMKテレビ宮崎様・宮崎銀行様には心より御礼申し上げます。

宮崎大学では、今後も、地域自治体や企業の皆様からのご支援をいただきながら、宮崎県内の高等教育機関に在籍する学生に対する起業家教育と学生の挑戦を後押しすることで、地域社会から必要とされる人材の育成に努めてまいります。

グランプリ：（同時受賞:SUNAO製薬賞、風来軒賞、マルイチ賞、米良電機産業賞、山﨑賞）

宮崎大学工学部応用物質化学プログラム4年　星﨑圭亮さん、農学部海洋生物環境学科4年　林田幸大さん
　「新廻魚 ～日の目を見るシークレットフィッシュ～」

宮崎大学長賞：

　宮崎大学工学部電気電子工学プログラム3年　前田瑞佳さん
　「NailWellness ～健やかな手元をすべての人に～」

You & UMK賞：（同時受賞: 宮崎日機装賞）

　宮崎大学医学部医学科１年 黒木海音さん
　「オンライン診療をもっと多くの人へ ～アメリカ式のプラットフォームを作成し、オンライン診療を身近なものに～」

宮崎銀行頭取賞：（同時受賞: ソラシドエア賞）

　宮崎大学農学研究科農学専攻森林緑地環境科学コース２年　栄喜公陽さん
　「i-Hunting　～はじめよう、デジタル狩猟時代～」

審査員特別賞：

　宮崎大学地域資源創成学部地域資源創成学科1年　窪田美優さん（代表者）、宮崎大学教育学部学校教育課程発達支援教育コース特別支援教育専攻1年　植村文香さん（共同提案者）
　「MY　PALLET　～「好き」を描いて個性を形にするアプリ～」

審査員特別賞：（同時受賞: クラフ賞）

宮崎大学農学部海洋生物環境学科１年　加藤義教さん
　「Sustena　～アップサイクルで創る新しい価値～」

ポスターセッション・オーディエンス賞：

宮崎産業経営大学経営学部４年　堀内里樹さん（代表者）
宮崎大学地域資源創成学部2年　柿崎公陽さん（共同提案者）
南九州大学健康栄養学部1年　岩切心花さん（共同提案者）
宮崎産業経営大学経営学部4年　宮本和果さん（共同提案者）
「職業体験プログラムスターク　～小学生向けインターンシップマッチングサービス～」

JA経済連賞：決勝進出者全員に与えられました

〇SCSKニアショアシステムズ賞
　宮崎大学地域資源創成学部地域資源創成学科1年　櫻田千風さん（代表者）
　宮崎大学地域資源創成学部地域資源創成学科1年　谷口亜美さん（共同提案者）
　「Clothes Fit Aid　～これひとつで災害に対する不安がなくなる魔法のアプリ～」

〇決勝審査員の皆様（五十音順）
かめもと きえ 氏（合同会社KAMENOCO 代表）
齋藤 めぐみ 氏（株式会社ライトライト 取締役COO）
髙橋宏輔 氏（株式会社ソラシドエア 代表取締役社長）
津野 省吾 氏（ベータ・ベンチャーキャピタル株式会社 ファンドマネージャー）
福井 俊平 氏（Archetype Ventures Managing Partner）
丸山 聡 氏（StarshotPartners ベンチャーキャピタリスト）
山口 泰久 氏（株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ 取締役副社長）