宮崎大学
ニュースリリース

ストーマを使用するオストメイトに寄り添いたい ~ クラウドファンディングによる開発成果を報告 ~

2024年11月28日 掲載

宮崎大学医学部外科学講座および看護部では、クラウドファンディングにより、合計121名の皆様から寄付していただいた総額約450万円を財源として、ストーマ(人工肛門・人工膀胱)を使用する必要があるオストメイトやその家族の皆さまが、スマートケアを学ぶことができるVR(仮想現実)を利用した体感型トレーニングコンテンツ「OSTrain - VR」を開発し、11月27日(水)に地域デザイン棟にて記者会見を行いました。

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プロジェクトリーダーを務める甲斐健吾助教
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株式会社L.A.B 野下隆寛氏

記者会見には、盛武浩医学部長、福満美和看護部長、七島篤志教授をはじめ、プロジェクトリーダーを務める甲斐健吾助教、VRコンテンツを含むデバイスの製品化を手がけた株式会社L.A.B 野下隆寛氏、宮崎県介護福祉士会の木場圭一会長、日本オストミー協会宮崎県支部の甲斐誠郎支部長など、関係者約30名が出席。甲斐助教と株式会社L.A.B 野下隆寛氏から、クラウドファンディングによるVRコンテンツの開発成果報告と今後の社会実装を目指したステージについて報告されました。

続いて、完成したVRコンテンツを搭載したヘッドセットの贈呈式が行われ、七島篤志教授から宮崎県介護福祉士会の木場圭一会長へ、福満美和看護部長から日本オストミー協会宮崎県支部の甲斐誠郎支部長へ贈呈されました。

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左:七島篤志教授、右:宮崎県介護福祉士会 木場圭一会長
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左:福満美和看護部長、右:日本オストミー協会宮崎県支部 甲斐誠郎支部長

厚生労働省の報告によると、ストーマ保有者は国内で20万人を超えており(厚生労働省 福祉行政報告例)、宮崎県内には約2,000人いると推定されています。高齢者人口の増加とともに、今後もオストメイトの増加が予想され、ストーマケアの重要性は国内外で高まると予想されます。宮崎大学医学部外科学講座および看護部では、今後も関係機関と密接に連携しながら、患者さんに寄り添い、同じ持つ悩みを持つ患者さんがより安心できるよう、取り組んでまいります。

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盛武 浩医学部長
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▼クラウドファンディングに挑戦 ~ VRでストーマケアを習得!体感型トレーニングアプリを開発したい ~
https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/-vr.html

▼病院機能評価一般病院3〈3rdG:Ver.2.0〉の認定を受けました!(2023.9.11付け認定)
http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/hospital/info/data/function-evaluation/

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